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パパ活は社会貢献にあたるのか?

協会ブログ 2021年12月12日 20views

パーティ企画会社「e-venz」が全国の20歳から49歳の独身女性3000人を対象に「パパ活経験の有無」についてのアンケート調査を行なったところ、10%の女性が「パパ活をしている」と回答。その理由は「美味しいご飯や非日常な体験ができる」「プレゼントがもらえる」などがメインで、それらの活動報告を自身のSNSに自慢するように投稿している女性たちも多く見受けられる。そうしたパパ活女子たちの声はネットでも多く見られるが、パパ側の心理はなかなか見えてこない。

「正しいパパ活は社会貢献」と語る男性も 「パパ側の理屈」とは

多くのパパ活女子がいる中で、この数字の中には潜在的にパパ活をしている女性も中に入るはずなので、実際のところは20%以上もいると言えます。
パパ活自体が、正しいことと思われることもないため、正直に話していないというのもあるかもしれません。売春行為とみなされようが、実際に女性と男性に対しての罰則が今の法律上はないということ。
ただ、単純な目線の位置で売春行為と決めつけてもいいものでしょうか?

売春というのは、
女性金品を得ることを目的として、不特定の男性性交すること。売淫(ばいいん)。売笑売色

売春防止法(1956)二条「この法律で売春とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方性交することをいう」

現在の交際クラブやマッチングアプリなどでのパパ活は、これに当たるのか?という所も定かになっていません。
もし、交際クラブにこの話が適応されるような時代になれば、現在の男性会員・女性会員のお互いの関係性はどうなっていくのか?

デートクラブ条例の説明と、この売春行為に対する説明とは相反するところにあることで、今の距離感が保たれているのではないか?という認識にもなります。

まず交際クラブで言うならば、デートクラブ条例と売春禁止法の中身の擦り合わせが必要となりますが、まず会員である本人達が

自由恋愛

という言葉の中での付き合いと話すことになるでしょう。
交際クラブも売春法も、すべては過去の政治から生まれたもので、現在には一切フィットしないものではないかと考えています。

過去の法律が、現在の案件を止められない。
いまだ日本は気づいていないのではないでしょうか?

交際クラブ協会 代表理事
田嶋 陽平